古賀史健氏のみんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門の書評


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みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門
著者:古賀史健 
出版社:スマート新書

本書の要約

文章を書く目的は、読者を動かすことです。 自分の意見や、自分が有益だと思った情報を、文章にして伝えることで、他者のこころを動かし、考えを動かし、ひいては行動までも動かせるようになります。文章の構成を意識し、論理的な文章を書くことで、読者にアクションを起こしてもらえるようになるのです。

伝えるだけでは文章ではない!

文章を書く目的、それは「読者を動かすこと」である。(古賀史健)

「書くこと」に特化したライターズ・カンパニーbatonsの代表の古賀史健氏は、文章を書く目的は読者を動かすことだと定義します。 自分の意見や、自分が有益だと思った情報を、文章にして伝えることで、他者のこころを動かし、考えを動かし、ひいては行動までも動かせるようになります。伝えるだけではなく、人を動かすことをゴールに、文章を書くようにしましょう。

著者は本書で、人を動かす文章を書くための8つのメソッドを紹介しています。
①接続詞が重要
文章で読者のこころを動かそうとすれば、読者はある力を感じ、反発します。それを避けるためには、論理的な文章を書くべきです。その際、接続詞を意識することで、ロジカルな文章を書けるようになります。文章にどんな接続詞を入るか考えるだけで、文章を劇的に変えられます。

② 論理的な文章はマトリョーシカ構造

いちばん大きな「主張」の人形を開けると、なかにはちゃんと「理由」が入っている。そして「理由」の人形を開けると、そこには小さな「事実」が入っている。

■大マトリョーシカ 主張……その文章を通じて訴えたい主張
■中マトリョーシカ 理由……主張を訴える理由
■小マトリョーシカ 事実……理由を補強する客観的事実

③文章のカメラワークを意識する
文章は大きく「序論、本論、結論」に分けて構成します。文章を書くときには、面白い映画のカメラワークを意識しましょう。カメラは視点を切り替えることで、視聴者のこころを動かします。
(1)序論……客観のカメラ 客観的な状況説明(遠景)
(2)本論……主観のカメラ 主観的な意見や仮説(近景)
(3)結論(エンディング)……客観のカメラ 客観的なまとめ(遠景) 

起承転結から起転承結へ

文章は、「正しい」だけではいけません。 なぜなら、読者はつねに「読まない」という最強のカードを手に、文章と対峙しているからです。あなたの主張がどれだけ正当で、それを伝える文章がどれだけ論理的なものであろうと、読者に「読まない」のカードを選択させてしまってはおしまいです。しかも読者は、文章のかなり早い段階で読むか読まないかを決めています。当然その判断基準は「おもしろいか、おもしろくないか」です。

④起承転結をひっくり返せ! 
読者を記事から離脱させないために、書き手は工夫を凝らす必要があります。冒頭で世間一般で語られる意見に異論を唱え、読者を引き込むようにしましょう。起承ではなく、「起転」という構成が、読者にサプライズを与えます。

起……序論(自説とは真逆の一般論)……遠景のカメラ
転……本論(それをひっくり返す、自らの主張)……近景のカメラ
承……本論(そう主張する理由、理由を支える事実)……近景のカメラ
結……結論(個人的な主張から離れ、一般化した結論)……遠景のカメラ

⑤説得せずに納得させる

人は、誰かから説得されることを嫌う生き物なのです。

情報を発信するときに、納得してもらうためには、読者に他人事だと思わせないようにすべきです。質問「?」と答えの「!」をセットにすることで、読者との対話が弾みます。

⑥読ませるのではなく、対話を心がける
読者に代わって、自分の文章にツッコミを入れることで、読者との距離が縮まります。

⑦文章を引き算で考える
絶対に引き算することのできない要素(話の肝)を見つけ、そこから文章をつくります。何を書くかより、何を書かないかを決めることで、大切なメッセージが読者に届くようになります。

⑧想定読者をかつての自分に設定する!

かつての自分に向けて書けば、いまを生きる誰かに届く。

読者を決めずに、闇雲に記事を書いても誰の共感も得られません。全ての文章は手紙であると考え、想定読者を絞り込みましょう。著者はかつての自分に向けて書くことで、同じ問題意識を抱えた人の課題を解決でき、彼らの共感を得られると言います。

私はこのブログで断酒やダイエットの体験を書いていますが、自分の失敗や成長過程を書くことで、読者から感謝の言葉をもらえるようになりました。かつての自分と同じようにお酒や健康で悩んでいる人から、断酒やダイエットに成功したというフィードバックを受けることが、私の書くモチベーションを高めてくれます。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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