ネガティブ思考を捨てて、すべての問題は贈り物だ!と捉えてみよう。

ポジティブな思考は、可能性の扉を次々と開き、拡大していく性質がある。人生の可能性を広げたいと本気で願っているのなら、ポジティブに考える人にならなければならない。(スティーヴ・チャンドラー)


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ネガティブ思考の人の特徴。

世の中にはネガティブ思考の人とポジティブ思考の人がいますが
良い結果を残しているのはたいがいの場合、ポジティブに物事を捉えている人たちです。
スティーヴ・チャンドラーは、わかりやすい事例でそれを解説しています。

ネガティブ思考の人が、週末にガレージを掃除すると決めたとしましょう。
彼は土曜の朝、ガレージに向かい、扉を開け
改めてガレージを見渡し、自分の置かれた状況の酷さに落胆します。
簡単に片づけられないことに気づき、「もうやめだ!」とあきらめてしまうのです。
「こんなガレージを1日で片づけられるわけがない!」と答えを出し
彼はすぐにガレージを後にします。

ネガティブな考えはすぐに”ゼロか100か”の結論に結びついてしまう。悲観主義者には①完壁にやるか、②まったくやらないか、選択肢は2つしかない。

ネガティブ思考の人はゼロか100かで考えがちで
できない理由を見つけるとその場で行動をやめてしまうのです。

ポジティブ思考の人の特徴

一方、ポジティブ思考の人は全く異なる行動をします。
同じガレージに向かい、同じように乱雑な状態を見る所までは同じですが
ここからネガティブな人とは違うアプローチをします。
「たしかに全部片づけるのはムリだ」と彼も考えますが
少しましな状態にはできるはずだと、アイデアを必死にひねります。
「ガレージを4つに区切って、今日はーつだけ片付けよう」と決め
片付けを毎週のルーティンにして、一ヶ月後にはガレージをきれいにします。

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ネガティブ思考を捨てよう!

もし、自分がネガティブ思考であると思っているなら
意図的にポジティブに考えるようにしましょう。
こうすることで自分の人生をより良くできます。

以前の私は体に悪そうな食べ物が好きだったのですが
数年前から中性脂肪やコレステロール値が高くなり過ぎ
医者からなんども注意されていました。
食事の改善は、自分には無理だとネガティブ思考でいたのですが
2年前に自分にも食事のコントロールはできるはずだと決め
ダイエットや食事の本を何冊も読むことにしました。
そのメソッドの中らから自分ができることを一つ選び、まずは実践してみました。
単品料理などバランスの悪い食事をやめると決め
大好きだったラーメンを食べないことを最初の目標にしました。
和食中心の食生活にしました。
次に食べる順番ダイエットを取り入れ
野菜や豆から食べ始めるなど健康的な食べ方で満腹感を得ました。
だんだんと食事を変えながら、徐々に炭水化物を減らすことで
自分の体重をコントロールしていきました。
1日一食のプチファスティングやグルテンフリーにもチャレンジし
三ヶ月後には大学生の頃の体型を取り戻し、悪い数値も改善できました。

もし、あの時食事の改善は無理だとネガティブに捉えていたら
今頃、大病を患っていたかもしれません。
大きなハードルが目の前に現れた時に何もしないのではなく
自分にできる「小さな一歩」を探すようにするのです。
そうやって何か行動すれば、いつも進歩を実感できようになります。

ポジティブ思考の威力を信じよう!

悲観主義者は、最悪のシナリオを思い描くことで自分の想像力を使いきってしまう。そして想像したシナリオだけを現実のように思い込み、まったく行動を起こさない。だから悲観主義者は、いつも受身的で、自分から行動できないのである。ネガティブな気分になったり、「もうムリだ」とあきらめたくなったりしたら、まず「とにかく考え続ける」ということを思い出すようにしよう。問題について考えるほど、行動を起こす小さなチャンスがたくさん見えてくる。そして、小さな行動を起こすほど、エネルギーがたくさんわいてくる。

聞き的な状況下でポジティブマインドを持つことで
大きな成果をあげたのが、アポロ13号のチームです。
1970年4月アポロ13号の酸素タンクが突然爆発し
宇宙飛行士たちの帰還が絶望視されました。
アメリ力史上最悪の宇宙事故になると多くの関係者があきらめる中
ある地上管制官はアメリ力宇宙開発史上で最高の瞬間になると考えたのです。
彼らは、絶望的な技術的問題が起きても、決して考えることをやめませんでした。
宇宙飛行士たちの命を救うために、何かできることはないかと考え続けました。
部分的な解決策を丁寧に探し、それをーつずつ地道につなげていくことで
ついには宇宙飛行士を無事に帰還させられたのです。

まとめ

逆境だと思える状況でも、素晴らしい解決策を見つけられます。
ネガティブ思考に囚われていると、なかなか良いアイデアは生まれません。
積極的な行動を避けることで、自から壁を作ってしまいます。
不幸な体験を乗り越えるためには、ポジティブマインドを持つようにしましょう。
すべての問題は贈り物だ」という考えを受け入れ
不幸な体験、不快な体験から良いことが起こると意識を変えるのです。
積極的な態度を自分の基本姿勢にすることで
問題に秘められた「贈り物」を取り出すことができます。
このギフトをもらい続けることで、自分の人生を改善できるようになります。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!
参考図書 自分を変える89の方法スティーヴ・チャンドラー著)

     

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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