四角大輔氏の人生やらなくていいリストの書評

これまでダメだったからといって、それは今日これからすることとは無関係だ。今日する事が明日からの運命を形づくる。(アンソニー・ロビンズ)


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「あたり前」や「社会ルール」を盲信するのをやめよう!

自分の人生を変えたければ、今すぐそれを決断すべきです。やりたいことをリストアップし、なにから始めるかを決めるのです。アンソニー・ロビンズが指摘するように昨日までダメだったからといって、明日もダメな人生が続くわけではありません。人生をよくしたければ、すぐにアクションを起せばよいのです。私たちは親や教師からからよい子であることを期待され、優等生を目指すことを求められてきました。「なんでもデキる人」を理想に、親の「期待に応えるため」に努力を続けてきた人も多いはずです。しかし、あらゆることで結果を残せるわけではありません。すべてやろうとするうちに、心を苦しめ、いつの間にか人生を楽しめなくなってしまうのです。他者の視点を気にするのをやめ、過去の自分をライバルにすると今ここに集中できるようになります。

仕事や人生で「あなたの理想」を手にするためには、「誰か」と比較しなくていい、「すべて」をやらなくてもいいのだと。(四角大輔)

四角大輔氏は人生やらなくていいリストの中で、他者と比較する必要もないし、全てをやらなくてもよいと述べています。自分は完璧ではないからという理由で、自分を責めたり、ストレスを感じるのは今日でやめましょう。心が完全に折れる前に自分の人生を取り戻すのです。「やるべき。これが常識」と親や上司から言われても、それを気にしないことです。

サラリーマン時代に世間の常識を信じて苦しんだ四角氏は「やみくもに行動しても、自分にとって理想の人生を創ることはできない」という事実に気づきます。

世間で「あたり前」や「社会ルール」とされることを妄信して、何の創意工夫もせず、ただがむしゃらに努力するだけでは、人は決して幸せになれない。

他者の言いなりになっているだけでは、私たちは幸せになれません。そんな常識にさよならするために、やらないことを決め、やるべきことに集中すべきです。私も11年前に酒を飲むという常識を捨てることで、自分のやりたいことに時間を割けるようになり、ここから人生を面白くできました。やらないことリストを作り、自分の人生を棚卸ししてみましょう。

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自分らしさを追求する人はすべてアーティスト

そこには特別な方法も、複雑な道のりもなかった。ただただ愚直になり、目の前の「自分にできること」に集中しただけ。「普通はみんなやるから」と強いられても、心から納得できなければ、やらなくていい。一般的に「できなきゃダメ」と言われていることも、違和感があれば、できなくてもいい。

「普通」や「一般的」なんてのは、この世に存在しないのです。世間の常識と言われていることは実体のない幻想と考え、自分らしさを追い求めましょう。「自分らしさを追求する人はすべてアーティスト」だという四角氏の言葉を信じて、やらなくてもよいことを決めるのです。自分自身の内側から発せられる「本当の心の声」に耳を傾け、やるべきことは何かを自問するのです。

四角氏はレコード会社時代に「ありのまま」でいる時に人が一番魅力であることを発見します。自信がなくても勇気を持って、自分をさらけだすことが幸せになるための秘訣だったのです。そのために自分の興味関心領域について必死に話すとよいと四角氏はアドバイスします。かっこをつけるのではなく、身近な人のプレゼンを真似て、自分のワクワク感を伝えるようにするのです。たとえ、話がうまくなくとも自分の考えをしっかりと伝えられれば、相手に共感ポイントを見つけてもらえます。自分の本来の価値を信じて、人に積極的に話すことで、周りの人から応援してもらえるようになります。

日本では多くの場合、得意なものを伸ばすより、不得意なものを克服することを求められる。しかし、本当に人を輝かせるためには、欠点を直す必要はない。

完璧な人など世の中に存在しないのですから、自分の欠点を克服するのをやめましょう。自分の長所を伸ばし、欠点を気にしないことが人生を楽しむためのマインドセットだと思います。

大量生産時代は完全に終わり、生き方のトレンドが大きく変わったのです。いつまでも親や教師の世代の常識を信じるのではなく、時代にフィットした生き方を考えてみましょう。

いま求められているのは、機能不全を起こしているシステムや、形骸化したルーティンを、改善できるような斬新なアイデアやイノベーションだ。そのために必要なのは、ずばり、「独創性」と唯一無二の「絶対個性」。それは、人の「得意」と「苦手」の掛け合わせで生まれる「オリジナリティ」のこと。これからは、欠点を直すことに時間と手間をかけるより、いいところを伸ばすことに集中したほうが、絶対にいい。それこそが、仕事も人生もうまくいく唯一の方法。そういうワクワクするような世界に、ぼくらは生きているのだ。

人生はたった一回しありません。私たちの貴重な時間は毎日消費されていますが、これには限りがあるのです。亡くなる前に後悔しないように今を大切にしましょう。確実に1日1日死は近づいているのですから、やらないことを明確にし、やるべきことに集中すべきです。今ここを大切にし、ワクワクな時間をエンジョイすると決めれば、人生は楽しくなります。

まとめ

頑張らなくていいことに「命=時間」を費やしていても意味がありません。自分がやらないことを決め、やるべきことに集中しましょう。以前の私も無駄な作業に時間を使っていました。欠点を気にしたり、お酒を大量に飲むことで貴重な時間を浪費していました。人生は一回しかないのですから、自分の長所に目を向けましょう。自分をワクワクさせることで自信が生まれ、人生をエンジョイできるようになります。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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