腸が第二の脳と言われる理由!

習慣化

イカリア島の男性が90歳に達する割合は、アメリカ人の4倍近い。しかもより健康な状態得あることが多い。(デイビッド・パールマターとクリスティン・ロバーグ)


photo credit: CyberMacs Yoghurt from Kanlıca via photopin (license)

腸の働きによって、健康が維持される!

デイビッド・パールマタークリスティン・ロバーグ
「腸の力」であなたは変わる書評ブログを続けます。
本書では健康長寿で有名なギリシャのイカリア島が紹介されています。
実際、このイカリア島は多くのメディアで紹介されていますが
この島の実態を知ると誰もが驚くはずです。
なんとイカリアの高齢者の3人に1人は心身ともに元気に100歳を迎えます。
彼らは、実際の年齢よりも血管年齢が若く
高血圧や心筋梗塞、がんなどの患者が少ないことがわかっています。
うつ病も少なく、85歳を超える人の認知症の発症率もごくわずかです。

彼らの食生活はヨーグルトやナッツ、オリーブオイル中心で
都会で暮らす人のものとは異なり、炭酸飲料や加工食品を摂取しません。
運動することが当たり前なので、体は引き締まっています。
イカリア島の人たちは理想的なマイクロバイオームを有し
脳と体の健康を維持しているのです。
マイクロバイームは腸内フローラに影響されます。
腸内の細菌が人間の健康にとって欠かせないことがわかってきました。

腸内に住んで消化を助ける細菌は、まさにスーパーヒーローと呼ぶにふさわしい。人間の腸内には1万種類以上の細菌が住んでいると推計されるが、3万5千種類を超えるという専門家もいる。腸内細菌はイースト菌、ウイルス、原生動物、真核生物などとともに、健康に重要な役割をになう。中でも体の生理機能、とくに神経系と共働するキープレイヤーとなるのは概して腸内細菌である。

腸内細菌をすべて集めると1・5~2キロほどの重さになります。
消化管の中に実在するこの細菌の生態系が
実は体全体のシステムのほとんどをコントロールしています。
腸内細菌のDNAが自分自身のDNAよりも
健康状態にはるかに影響しているということがわかっています。
腸内フローラは、心臓や肺、肝臓、脳と同様に
独立した一器官に相当するはたらきをしています。
最新の科学によると、腸内フローラは次のような働きをしています。

・栄養分の消化と吸収を助ける。
・悪性の細菌(有害菌)、有害ウイルスや有害寄生虫などの侵入者に対して、自然のバリァを構築する。泳げるように毛髪状のべんもう糸を持つ細菌もいる。この糸は「鞭毛」と呼ばれ、胃に入ってきた致命的な口タウイルスの侵攻を防いでいる。
・「解毒器」として機能する。腸内の細菌は感染症の防止と、腸内に侵入する多くの毒素に対する防衛線の役割をになう。腸内細菌は食物とともに体内に入ってくる多くの毒素を中和するので、第2の肝臓ともいえる。拡大して解釈すれば、腸内の善玉菌を死滅させてしまうと、肝臓の負担を増やすことになる。
・免疫系の反応にいい影響を与える。意外なことに、腸は体内で最大の免疫系器官である。さらに腸内細菌は特定の免疫細胞をコントロールして、体が自分の組織を攻撃する自己免疫を防ぐことで、免疫系統を助ける。
・体内ではたらく重要な酵素や物質、ビタミンや神経伝達物質を含む「脳に必要な物質」を生成して放出する。
・内分泌腺(ホルモン)のシステムへはたらきかけ、ストレスをとりのぞく力をつける。
・良質の眠りをうながす。
・さまざまな慢性疾患につながる。「炎症」が伝わる経路を制御する

これだけの働きをしている腸内フローラについて
私たちはあまりに無知で、積極的に腸のための活動をしていません。
胃も肝臓も免疫系も腸内の細胞のおかげで、しっかりと機能しています。
良質な睡眠を確保したり、ストレスをコントロールしたければ
腸の働きをよくすればよいのです。

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腸内環境がうつにも影響する?

健康な腸に住む善玉菌が、ただ何もせずにブラブラしている存在でないことは明らかだ。逆に、悪玉菌は、さまざまな器官や系統に直接的、間接的に影響し、脳障害や精神疾患だけでなく、がんやぜん息、食物アレルギー、糖尿病や肥満などのメタボリック症状、自己免疫疾患のリスク要素にもなる。

腸内の善玉菌や悪玉菌が人間の健康を支配しています。
善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすなど腸内の環境をよくできれば
私たちはイカリア島の人たちのようになれるかもしれません。
また、腸内フローラが脳に影響を与えることが明らかになっています。

実は腸内の「第二の脳」はハッピー分子であるセロトニンを、頭のほうの脳よりも多くつくっている。うつ病の治療に、抗うつ剤より食事の改善のほうが効果的であることが多いのは、一つにはこのためかもしれないと、多くの神経学者たちや精神科医たちは気づき始めている。最近の研究では、「第二の脳」は「第二」どころではないこともわかってきている。頭のほうの脳の指令や支援がなくても、「第二の脳」は独立して多くの機能をコントロールすることができるからだ。

腸内環境をよくすれば、幸せホルモンのセロトニンの分泌が促されます。
うつから逃れたければ、効かない薬を飲むよりも
腸内環境をよくする食事を心がけたり
脳を元気にするために運動を習慣化すべきです。

また、痛みは悪玉菌によって生じることがわかってきました。
不健康なマイクロバイオームを持つ人のほうが
痛みに対してより敏感である可能性が高いのです。
一方、腸内の善玉菌は、正反対のはたらきをします。
善玉菌は、悪玉菌の影響を最小限に抑え
免疫系、内分泌系の双方と積極的に相互作用を促してくれます。
善玉菌は慢性免疫系反応を鎮めてくれ、痛みを抑えてくれるのです。

善玉菌はストレスとを引き起こすコルチゾールとアドレナリンを
抑制してくれますから、善玉菌を増やす食事を意識すべきです。
善玉菌を増加させ、腸内フローラを改善するために
ビフィズス菌が含まれるヨーグルトや乳酸菌飲料
味噌や納豆、チーズを食べるのがよいでしょう。

まとめ

腸内の細菌は体の司令部を形成し、健康のための目立たぬヒーローです。
腸内環境をよくすることで、私たちは心と体の健康を取り戻せます。
特に腸は第二の脳と呼ばれていますが
善玉菌を増やすことで、うつを防げたり
ストレスをコントロールできることがわかっています。
ビフィズス菌を積極的に摂ることを意識しましょう!

参考図書 
デイビッド・パールマタークリスティン・ロバーグ
「腸の力」であなたは変わる

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

     

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