習慣は太い縄のようなものだ。毎日一本ずつ糸を撚り続けると、やがてそれは断ち切れないほどのものになる。(ホーレス・マン)
以前の私は何かを続けるのがとても下手で、三日坊主で終わることが多かったのです。
最悪なのは、良くない習慣だけはやめられず、いつも悪い習慣に苦しめられていたのです。
社会人になって、すぐに私はアルコールに依存するようになり
毎晩、お酒の力を借りて、自分の気持ちを誤魔化すようになっていました。
当時の私は、夕方のビールを飲むために働いていたと言っても過言ではなく
完全に飲酒という悪習慣に人生を支配されていたのです。
私のアルコールへ依存の縄はとても太くなっていて
ちょっとやそっとの力では、断ち切れなくなっていたのです。
また、お酒以外にも悪い習慣が多く、当時の私の人生はボロボロでした。
■夜型の生活
■不健康な食事
■先延ばし癖
■衝動買い
悪い習慣をやめたいなら、まずは悪循環の全体像を把握することです。そして、連鎖している悪い習慣のうち、まずはひとつに絞って、それをやめる取り組みをしてください。一度にあれもこれもやめようとしないことが大切。(古川武士)
私は9年前に諸悪の根源と思われたアルコールをやめることで
人生を変えようと決めました。
断酒をすることで、自分の人生をやり直そうとしたのです。
まずは、お酒を飲まない環境を徹底的に作り出しました。
飲み屋には一切近づかないようにして、カフェやファミレスで人と会うようにしました。
アルコールを連想する暗い場所はやめて、明るいお店に行くようにするなど意識も変えました。
食事もお酒のない場所を選び、喉の渇きを覚えないように炭酸水をいつも飲んでいました。
しばらくは、飲み会の誘いは全て断り、付き合う人も飲まない人だけに限定したのです。
夜は、勉強会やセミナーに参加して、お酒を飲まない努力を続けました。
一日を振り返る時に、「今日も飲まなかった!◯◯日連続で飲まなかった!」と自分を励ましました。
三ヶ月を過ぎたあたりから、お酒をコントロールしている自分に自信を持てるようになりました。
この自信が変化のモチベーションになり、私は自分の時間を楽しめるようになったのです。
半年が経過したタイミングで、日数を数えなくても眠れるようになっていたのです。
この辺りから完全にお酒をやめられたと思えるようになり、行動がポジティブに変わり始めました。
ある習慣をやめる取り組みを始めたら、いきなり大きく変えようとせず、「小さく始めること」。習慣化に必要なのは、「できた!」という自己肯定感です。たとえ小さな一歩でも、「自分の意図で、自分の行動をコントロールできた」という感覚を取り戻すことが、悪い習慣をやめる第一歩になるのです。
お酒を飲まないことで、いつしか生活も朝型にシフトし
朝活(読書会)などを主宰できるようになるなど
自ら行動を起こせるようになったのです。
行動することで、人生が面白くなり
いろいろな人とコラボしたり、情報発信なども苦にならなくなりました。
何かを始める時にも、先延ばしをせずに
小さなことからスタートできるようになったのです。
いつの間にかこのブログも習慣化できるようになり、5年近くが経過しています。
ブログが太い縄になり、もはや断ち切ることができないほどになっています。
この良い習慣のおかげで、私はいろいろなチャンスを得られるようになったのです。
photo credit: long way? via photopin (license)
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