「首から下」で考えなさい(シアン・バイロック著)の書評

習慣化

私たちの最大の間違いは、考えるときに頭だけつかうと思っていることです。頭を体と切り離して、頭を崇高なものとしているのは間違っています。頭を活発に働かせるには体を動かすことが大きく関係してきます。子どもたちをごらんなさい。みな、体を動かして新しい発見をしているでしょう。脳と体の動きには深いつながりがあるのです。(マリア・モンテッソーリ)

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最高に面白い書籍を見つけました!
「首から下」で考えなさい(シアン・バイロック著)というビジネス書なのですが
脳と体に密接な関係あることを多くのケーススタディを使って、明らかにしています。
赤ちゃんのはいはいや子供が体を動かすことによって、脳は成長します。
私たち大人もクリエイティビティを発揮するためには
オフィスにじっとしてばかりいてはダメで、街を歩き回った方が良いのです。
エクササイズ=運動が、人間の脳にパワーを与えてくれるのです。

頭をつかうとき、体とまわりの環境は脳に大きな影響を与える。もちろん、手をつかって作業する学習法だけでは、教養は高められないし、算数や文字を覚える技能も標準のレベルには達しない。しかし、体が脳をつくることがわかれば、学校教育の現場では、子どもたちが最高の方法で学び、考えられるように指導法を変えるだろう。現在の方法で学校教育を続けていくと、子どもたちは自分の力で考え、学ぶことができなくなってしまう。大人でも、今のようなオフィスに座りっぱなしの仕事のやり方ではーライフスタイルも同じだがー最高のコンディションでパフォーマンスしたり、考えたりということができなくなる。古代ギリシャ人は、人間の体は、脳を収納するための神殿であると考えていた。体が健康であれば脳も健康であるという関係に気づいていたのだ。さらに 、体の周囲の環境に注意を向けることも大事である。エクササイズはメンタル面を強くするし、体の中心部を意識して瞑想すると集中力がつく。市街地に草木を植えてグリーンゾーンを増やしたら、その地域の家庭内暴力が減少したという例も報告されているーまさにグリーンマジック。(シアン・バイロック

体と脳の関係が理解できれば、アクティブに動こうと思えます。
自分の部屋で怠けていては、良いアイデアは生まれません。
とにかく、行動を起こすことが大事で
脳に良い仕事をさせるためには、まずは、体を動かさなければなりません。

うつ病も、表情を変えることで治せることが本書で紹介されています。
ボトックスを表情筋に注射すれば、表情じわが消え
明るい顔を作り出すことで、うつ病も撃退できるのです。

医師たちはネガティブな気持ちが表情となって表れるのを止められれば、心の中のネガティブな気持ちも同時に止めることができると信じている。つまり、肉体の動きは感情も変えることができるというわけだ。医師たちは、ボトックスの施術を受けたあと、うつの患者たちの性格が明るくなり、人生を楽しんでいるのに気づいていた。

笑うことがネガティブマインドを減らし、私たちの脳をアクティブにさせます。
つらいことがあったらとにかく笑え!という
ウィリアム・ジェームズの考え方は、正しかったのです。

しかし、作り笑いでも笑わないよりはましである。神経の回路は偽物と本物の違いを見分けられないからである。「微笑もう、心が痛んでも」とチャップリンの「スマイル」の歌詞にあるように、たとえ心が痛んでいても、顔で微笑んでいたら、すべてうまくいっていると、脳は受け取ってしまうようだ。最近人気のヨガに、ラフターヨガ(笑いのヨガ)、あるいはインドから渡ってきたハスヨガ(ハスはサンスクリット語で 「笑い」の意味)という呼吸のリズムと笑いを組み合わせたヨガがある。また、遊び心たっぷりのゲームに参加できる「笑いのクラブ」は、強制的に笑わされることから始まるのだが 、この笑いも続けているうちにいつしか自発的に笑えるようになり、笑いは人に伝わっていく。笑いは健康にいいばかりではなく (腹筋のトレーニングと肺活量を増やす)、精神面でも大変効き目がある。体と頭は直接つながっているので、笑うとテンションが上がり、気分も明るくなる。

笑うことが効果があるとわかったのですから、どんどん笑いましょう。
私は、毎朝、出社前に鏡の前で笑顔のトレーニングをしていますが
これで朝から気持ちをポジティブにできるようになりました。
自分の感情は、自分でコントロールできるのです!

読書障害のある子どもは、運動能力の発達も遅れていることに気づいていた。文字を書く練習をすることで、脳の視覚を司る部分は刺激され、文字がインプットされやすくなる。運動は脳を刺激し、脳は刺激されると活発に働く。脳と体はつながっていることがはっきりとわかった。文字を読むのは脳だけが関係していると思いがちだが、じつは体にも関係があったのだ。体を動かして文字を書く練習をすることで、脳にスイッチが入り文字を覚えられるようになる。体を動かすことは脳を活性化させるのに大いに役立つ。

文字を書く(指を使う)ことも、効果があります。
脳と体がつながっていることが実証されたのですから
学校教育でも、もっと子供たちに書き取りをさせるべきなのです。
指を使うことで、脳のスイッチをオンにできるのです。

街を散歩すると、良いアイデアが浮かぶのも
私たちが首から下を動かしているからなのです。
机から離れて、部屋を飛び出してみればよいアイデアが浮かんできます。
私は朝の散歩や通勤の移動中にいつもブログのネタを考えています。
いったん書いた下書きを歩きながら再考すると、いろいろなアイデアが浮かびます。
最近では、ちょっと時間をおいて、体を動かしてから記事を書き直すようにしています。

情報を頭にインプットするとき、他人とコミュニケーションをとるとき、体は大変役に立つ。とくに手をつかったジエスチャーは、他人に情報を伝えるときに便利である。方向を示すとき、調子はどうかと聞かれたとき、会話でつかった単語をさらに強調したり、説明したりしたいとき、ふと気づくとジエスチャーを交えているだろう。誰もいないところでも、たとえば電話をしているときなどもジェスチャーをしていることがある。体を動かすことで、心の窓が開かれる。体の動きは気持ちを切り替えることにもつながるのだ。

また、インプットする時も、体を使って覚えると効果があるといいます。
足し算、引き算、物理までも体を使うことで、記憶に残すことができるのです。
マリア・モンテッソーリが100年前に考えていたことが、正しかったと実証されたのです。
脳を鍛えたければ、体をどんどん動かしましょう。
これにより、良い結果が生み出せるはずです!

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

   

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