国境のない生き方: 私をつくった本と旅(ヤマザキマリ著)の書評

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それでもまだ何かが足りないと思う時は、荷物をまとめて旅に出る。生活習慣も考え方も違う人々の暮らす土地へ行って、自分の生きる世界が果てしなく大きいことを確認する。頼る人が自分以外に存在しないひとり旅では、虚栄心を傷つけるような、大失敗も恥ずかしい思いもたくさん背負わされるけど、そういった経験が後に何よりも強勒な肉や血になるという実感も、もれなくセットでついてくる。(ヤマザキマリ)

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タイトルに惹かれ、ヤマザキマリ氏の国境のない生き方: 私をつくった本と旅を購入しました。
ヤマザキ氏は読書と旅で自分の人生をパワフルに変えていきます。
母親の本好きや新しもの好きが、ヤマザキマリ氏の行動を後押します。
子供の頃から母親が勧める「宝島」や「ニルスの不思議な旅」の影響で
彼女は若くして「旅人」になっていきます。

14歳でヨーロッパ一人旅に出か、パリで路頭に迷ったり
17歳のときにはイタリアに留学をするなど早熟な旅人を生み出したのは
強烈な母親の「教育」の賜物でした。
この10代の孤独の旅が、自分を頼ることをヤマザキ氏に教え
彼女は本当の旅人になり、人生を楽しむ術を覚えたのです。

本気でやりたいことがあると人は強くなれる」とヤマザキ氏は言います。
本書のコンセプトはまさにこれで、人は喜びを見つけると逆境が怖くなくなります。
情熱が人を生かし、情熱こそが生きる原動力になるのです。

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国境のない生き方 [ ヤマザキマリ ]
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閉塞感を感じたら、とりあえず移動してみる。旅をしてみる。これは、私たちが生きていくうえでも有効だと思います。どこかに行けば、今抱えている問題が解決するとは思わないけれど、自分が何にとらわれていたのかに気づくことはできる。

自分がいる世界がいかに狭いかを実感すれば、自分の視点を変えられます。
そのための手っ取り早い方法が、旅に出ることです。
日本という狭く、均質的な社会にいると思考が固まります。
国境という壁を越えると、見える世界が全く変わってしまうことがあります。

失敗を恐れて、動き出せない人は、自分の中で全部をやろうとしてるんじゃないでしょうか。一か所にとどまっていると、悩みばかりがどんどん成長していってしまいます。もうだめだと追い込まれた時こそ、世界に向かってもっと自分を開いていった方がいい。

旅に出ることで、少なくとも閉塞感からは、抜け出せるはずです。
価値観の違う国に赴くことで、自分を客観視できるようになります。
誰も自分を知らないところに行けば、新たな発想で世界と付き合えます。
ここから何かしらの気づきが生まれ、私たちは新たなアクションを起こせるようになります。

私もドバイやフィリピンに行くことで、自分を変えるヒントを見つけました。
日本とギャップのある国に出かけることで、新たなアイデアが生まれてきます。
3年前にインドネシアに行って、日本と東南アジアの可能性を発見したことが
私の起業のきっかけになりました。

この世界の広さを知ることができれば、自分の可能性も広げられます。
LLCの普及で以前より気軽に旅に出れるのです。
私たちは日本のパスポートという最強の武器を持っているのですから
海外に出かけないのは、宝の持ち腐れ状態で、とてももったいないことです。

ヤマザキ氏が言うように、世界は美しく、生きるのは喜びです。
その世界を楽しめる権利を持っているのですから
私たちはもっともっと旅に出てもいいはずです。

本書のヤマザキマリ氏の読書遍歴とすさまじい行動力に圧倒され
一気に彼女のファンになりました。
テルマエ・ロマエは映画でしか観たことがなかったのですが
今回本書に触れることで、原作も読んでみたくなりました。
また、「ブラックジャック」や「がきデカ」時代の少年チャンピオンの思い出話は
同時代を生きた者として、とても共感を覚えました。

本書国境のない生き方: 私をつくった本と旅
自分を劇的に変えたい人には、お勧めの一冊です。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

     

     

photo credit: paso de cebra via photopin (license)

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