桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか(鳩山玲人著)の書評

最高のパフォーマンスをするためには、できる限り事前に情報収集をやっておいたほうがいいというのが私の考えです。それに、さまざまな状況がよくわかったうえで相手に会うほうが、「よく知らない人」に会うよりもリラックスして臨むことができます。自分の気持ちを安定させておくためにも、情報はたくさん持っていたほうがいいのです。こうした情報収集を習慣化していると、情報がどんどん蓄積されていきます。1回ずつの機会で得られる情報はたいした量でなくても、それを積み重ねていくと、情報収集をしない人と比べて、ビジネスをするうえでベースとなる知識に大きな差がついていくものです。

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桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか
鳩山玲人著)を読むと
ビジネスマンにとって、準備がいかに重要かが、よくわかります。
パフォーマンスを上げたければ、事前にタスクを徹底的にチェックし、行動に移すべきです。
人に会う時も、相手の情報を集めておけば、リラックスして相手に会えます。
情報収集を習慣化すると、どんどんよい情報が集まり、ビジネスが変わります。
この積み重ねが強みになり、やがては貴重な人脈を作れるようになるのです。

鳩山玲人氏は三菱商事からサンリオに転職し、同社の時価総額を7倍以上ににしました。
彼のインプット量は尋常ではなく
例えば、新しい部署に入ったら、そこにある資料全部に目を通してしまうのです。
仕事を部活動と同じように楽しむために
短期間の内に自分のスキルをアップすることで、筋力を強くしてしまうのです。
移動中は、雑誌等で世の中のトレンドを追いかけ
自分の視点を多様化するなど、とにかく努力を怠りません。

サンリオ入社前にハーバード大学でサンリオの研究を行い
物販からライセンス事業にビジネスモデルをシフトする戦略を立案します。
その後、実際に転職し、チャンスをものにしていくのです。
当時のサンリオは業績が悪化していましたが
誰もやりたがらないことにこそチャンスがあると考え
鳩山氏は勇気を持ってチャレンジしたのです。

また、先々にやりたいことがあるのなら、それを実現するために準備をすべきだと言います
現状のタスクに全ての時間を使い切ってしまったら、未来は絶対に変えられません。
いつか絶対に実現するという強い意志を持って
新たなことに時間を割くことが、未来を切り開いていくのです。

また、私たちは未知なるものに不安を感じますから、余計に情報を集めるべきなのです。
人は「知っている」「やったことがある」状態を作れれば、自信を得られ
あっという間に不安な状態を脱却できるのです。

何もしなければ、次にはつながりませんし、評価も得られません。
しかし、勇気を持って行動すれば、たとえ失敗しても、挑戦した事実は残ります。
誰かがあなたの勇気を認め、次のチャンスを与えてくれるかもしれません。
行動を最大化することで、運を高めることができるようになります。

運を待たず、運を取りに行く人が成功する。 (安田善次郎)

準備と行動の最大化が、自分の元に運を運んできてくれるのです。

また、苦手なことがないというのは
チャレンジしていない証拠という著者の言葉が響きました。
もしも、やっていないにも関わらず苦手だと思っていることがあれば
とにかく一度チャレンジしてみましょう。
これがあなたの新たな強みになるかもしれません。
ただの食わず嫌いだとしたら、チャンスロスになります。
私も苦手だと思っていたブログを書き始めたことで、人生が変わりました。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

     

photo credit: Another vintage fabric memo pocket via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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