ひらめきは、紙に書き留めた瞬間に「アイデア」に変わる!本当に頭がよくなる1分間アイデア法(石井貴士著)の書評

運動分野の天才の真似は難しいが、頭脳分野の天才の真似は簡単だ。(石井貴士)

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本当に頭がよくなる1分間アイデア法(石井貴士著)には
ひらめきアイデアの違いが明確に定義されています。

・ひらめき=頭の中で、一瞬で思いついたもの。すぐに忘れてしまうもの。
・アイデア=ひらめきを紙に書き留めたもの。

街を歩いていたり、シャワーを浴びているときに
突然「ひらめき」が浮かんでくることがあります。
しかし、すぐにメモを取らないがために、すぐにそのひらめきを忘れてしまいます。
これは、とってももったいないことで、未来のチャンスを失うことと同義です。
実は、私たちが凡人である所以が、ひらめきをメモに書かないことに起因しているのです。
大事なのは、そうした一瞬一瞬のひらめきを書きとめることなのです。
そう、ひらめきは、紙に書き留めた瞬間に、アイデアと呼ばれるものに変わるのです。

ひらめきは誰にでも起きるが、それを紙に書き留めている人は1%以下しかいない。

だとすれば、ひらめいた瞬間に紙に書き留めれば
アイデアを量産できるようになり、他者とは違った生き方を選択できるようになります。
石井氏は、「ひらめきを紙に書き続ける習慣が大事だ!」と本書で書いています。
それも、ひらめいてから1分以内に書き留めること(1分間アイデア法)で
あなたをエジソンやダ・ヴィンチのような天才に変えてくれると言うのです。
エジソンはメモ魔で有名でしたし、ダ・ヴィンチも生涯に1万6000冊のノートを残すほど
「ひらめき」を記録していたのです。

ひらめいた時には、質を気にせず1分以内にメモにどんどん書きていきましょう。
そのひらめきが、すぐに使われなくても、後々良いアイデアになるかもしれません。
今のひらめきをメモに残すことが、未来の財産につながるのです。

ひらめきを、いろいろなコトに関連づけることで新たなひらめきが生まれます。
本を読んだり、体験を増やす中で、新たなひらめきが生まれたら
それらをメモに残し、点と点をつなげていくのです。
ひらめきはインプットの数に比例するのですから
本を読んで感じたことをメモにすることを習慣化すれば
アイデアが生まれてくる可能性をが高まります。

私も毎日このブログを書き続けることで
面白いアイデアを生み出せるようになりました。
その理由を考えてみたのですが
書き続けることそれを読み返すこと人からフィードバックをもらうことの3つが
アイデア作成のための好循環をつくりだしていたのです。

また、実際の経験がアイデアの質を高めてくれます。
経験には「アクター」と「傍観者」の2種類があります。
当然、行動の質は、傍観者よりアクターの方が高いわけですから
自発的に動いた方が価値があります。
本を読むことと、本を書く経験は全く異なります。
書くことで、自分との真摯な対話が可能になります。
過去の知識や体験を一冊の本にエッセンスとして抽出する作業は
とても大変なことなのですが、ここから多くのひらめきが生まれます。
これを文章にすることで、本というアイデアが具現化していくのです。
私も今までに何冊か本を書いてきましたが
自分の頭の中を整理し、自分と対話を続け文章にすることで
自分を成長させることができました。
編集者さんのサポートでまた新なるアイデアが生まれるなど
出版することで多くの気づきをもらえたのです。

インプットを最大化し、積極的に動き、アウトプットを続けることが
アイデアを作り出す秘訣だとこのブログと出版を通じて学べました。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。 

   

photo credit: 91957046 via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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