起業家は隠れた真実を探せ!ピーター・ティールのゼロ・トゥ・ワンを再読して気づいたこと。

習慣化

偉大な企業は、目の前にあるのに誰も気づかない世の中の真実を土台に築かれる。(ピーター・ティール)


photo credit: Mike Licht, NotionsCapital.com EU Court: Uber is a Taxi Company via photopin (license)

起業家は隠れた真実を探せ!

私たちの周りには多くの課題があります。不便なものや解決できそうもない課題を見つけて、それをチャンスだと思える人が起業家として成功する人かもしれません。ピーター・ティールゼロ・トゥ・ワンで述べているように、人が見落としがちな隠れた真実の中に成功の種があるのです。例えば、エアビーアンドビーは今まで誰も気づかなかった余剰スペースを利用し、成功をつかみます。エアビーアンドビーのおかげで、私たちはホテルに高い部屋代を払わずにローカルの人たちのような暮らしを楽しめるようになりました。不動産所有者は空き部屋を信頼できる相手に簡単に貸し出すことができるようになり、借り手・貸し手の双方がWin-Winになるビジネスモデルを生み出したのです。都市の普通の部屋をホテルにするという大胆なアイデアによって、ブライアン・チェスキー、ジョー・ケビア、ネイサン・ブレチャージークの3人は成功を手にしました。3人のルームシェアというアイデアは多くの人たちからバカにされ続けましたが、隠れた真実を信じて、彼らは行動を続けたのです。エアビーアンドビーは、ほかの人たちにはまったく見えなかった、未開拓の需要と供給に気づいたことで、世界中の旅行者と部屋の所有者を虜にしました。彼らはリーマンショック後の景気の悪さをテコにして、サービスを拡大していきました。ホテルでは得られない特別な体験がリピーターをつくり、旅行をよりエキサイティングな体験に変えたのです。「世界中を居場所にする」というコンセプトが旅行と不動産ビジネスを激変させました。

個人の送迎サービスのウーバーにも同じように隠れた真実を信じることで新たなマーケットを創造しました。どこかに行きたい人と送りたい人をつなげることで、タクシーやリムジンサ一ビスを駆逐していったのです。エアビーアンドビーもウーバーも関係のない人をつなげることで世の中を面白くしました。ゼロからイチを生み出し、起業で成功するためには、隠れた真実を探すこと、人の物真似をしないことが重要なのです。

隠れた真実の存在を信じなくなると失敗する?

隠れた真実を探そうという志を持つ人はまず、こう自問する。新しい何かが発見できるなら、世界のどこかで自分より賢くクリエイティブな人たちがそれをすでに見つけているのでは?そういった疑念の声によって、隠れた真実を探し始める前に諦めてしまう。

隠れた真実を多くの人は一瞬信じますが、その後は諦める口実を探します。自分がやろうとしていることは他の誰かがやっているのでは?という疑問が頭に浮かび、行動をやめてしまうのです。普通の人たちはアイデアが浮かぶたびに行動を先延ばしし、チャンスを失ってしまうのです。他のだれかがそのアイデアを具現化するたびに落胆することになります。一方でブライアン・チェスキーたちは自分たちの部屋を見知らぬ人に貸すというアイデアをすぐに行動に移し、PDCAを回すことで大胆なアイデアを実現していくのです。

隠れた真実を探求するのをやめると何が起こるのでしょうか?大企業になったヒューレッド・パッカードはカラー・プリンターやラップトップパソコンをリリースすることで90年代に大きく成長します。矢継ぎ早の新製品の投入が彼らの時価総額を高めました。しかし、その後の経営者が開発からブランディングにシフトし、コンパックとの合併などを行います。その間にHPにはほとんどイノベーションが起こらず、時価総額を激減させてしまうのです。隠れた真実を探すのをやめるとどんな優れた企業も停滞を余儀なくされます。

いくつものベンチャーが今も隠れた真実を探し、新たなアイデアを生み出しています。ピーター・ティールはその気になれば、まだまだ起業のチャンスはたくさんあると言います。ごく当たり前に見える洞察を怠らずに視点を変えて世の中を見ることで、隠れた真実を発見できるはずです。

まとめ

起業家の大胆なアイデアによって、未来はよりよくなっていきます。他の人とは異なる視点で世の中を見ることで、隠れた真実を発見できます。「先人の通った道は行き止まりかもしれないから、隠れた道を行くべきだ」というピーター・ティールの言葉を信じて、未来を変えるためのアイデアを探しましょう。偉大な企業をつくるためには、隠れた真実の存在を信じ、行動を続けるしかないのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

      

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