4000名を成功に導き、人生を変えた 最強のひと言 (早川諒)の書評

Dream Big text

4000名を成功に導き、人生を変えた 最強のひと言
早川諒
ゴマブックス

本書の要約

人々の心を動かすためには、「最強の一言」を用意し、それを適切なタイミングに伝えることが重要です。ビジョナリーの言葉一つで、周囲の人々は行動に移すでしょう。自分の言葉に共感し、それに基づいて行動する一人がいれば、その後に共感者が増えていくでしょう。ビジョナリーの一言は人々に触発を与え、その心を揺さぶります。

最強のひと言が相手の心を動かす理由

たった”ひと言”で人の心を動かし、自分の人生を動かすことができるということです。(早川諒)

若き起業家である早川諒氏は教育業界に新風を巻き起こし、国内外で次々と学校を設立してきました。彼は「最強の一言」が極めて重要だという信念を持っており、この一言が彼自身の人生を転換させる重要な要素だったと本書で述べています。

著者は英語力ゼロと海外経験ゼロの状態でセブ島に移住し、留学学校を運営することで成功を収めました。彼自身が若い頃にお金のないため留学を諦めた経験から、「0円留学」という斬新なプランを立ち上げ、セブ島に留学学校を創設しました。

「言葉の積み重ねが人生を変える」ということに気付いてから、著者はどのようにそのメッセージを伝えるべきかを学び、試行錯誤しながらそれを実践してきました。その結果、仕事の成果が大きく変わったと言います。

大きなことを成し遂げたければ、まず目の前の1人の心を動かすこと。 

大きなことを成し遂げるためには、まず最初に1人の心を動かすことが重要です。これは成功の基盤を構築するための重要なステップです。人々を動かし、自分のビジョンや目標に共感と関心を持ってもらうことで、力強いサポートを得ることができます。

心を動かすためには、エンパシーを持って人々の立場や感情を理解し、彼らのニーズや欲求に対応することが重要です。また、明確なコミュニケーションを通じて自分の考えや進めているプロジェクトの魅力を伝えることも必要です。

組織を変革し成果を出すためには、リーダーがビジョンを持ち、それを共有する必要があります。 ビジョナリーのひと言を効果的に伝えるためには、まず自分自身がそのビジョンに強く信じていることが必要です。自分の言葉で動いてくれる人を得るためには、自分自身がそのビジョンに対して情熱を持ち、実践することが求められます。

人々の心を動かすためには、「最強の一言」を用意し、それを適切なタイミングに伝えることが重要です。ビジョナリーの言葉一つで、周囲の人々は行動に移すでしょう。自分の言葉に共感し、それに基づいて行動する一人がいれば、その後に共感者が増えていくでしょう。ビジョナリーの一言は人々に触発を与え、その心を揺さぶります。これは、企業やチームのリーダーシップにとって極めて重要な要素です。

例えば、重要な会議やプレゼンテーションの場で、自分のビジョンを明確に伝えることは、周りの人々に共感を呼び起こし、行動へとつなげることができます。

ビジョナリーのひと言の力を最大限に引き出すためには、継続的なコミュニケーションが欠かせません。ビジョンを忘れさせないためには、定期的にそのメッセージを再確認し、共有することが必要です。ビジョンの重要性を徹底的に説明し、周りの人々にその重要性を理解させることが、持続可能な変革を実現するために不可欠なのです。

心を動かす能力を持つことは、リーダーシップや影響力を発揮するためにも重要です。大きなことを成し遂げるためには、周囲の人々にインスピレーションを与え、彼らの支持を受けながら目標に向かって前進する必要があります。

ネガティブワード+だけど+ポジティブワードの公式

ネガティブワード+だけど+ポジティブワードの公式で話す。

ネガティブワードを使用し、その後にポジティブな言葉を加える形式で話すことにより、強い決意や覚悟を伝えることができます。この公式を用いると、人の心を動かせるようになります。

例えば、仕事に対する意欲を表現する場合、以下のような言い回しを使用できます。 「課題は山積みですが、それに挑戦することで成長のチャンスがあります」 リーダーがネガティブな状況や課題を認識し、それに対するポジティブなアプローチや期待を示すことで、意欲や覚悟をアピールすることができます。

また、リーダーシップや影響力を持つ立場である場合、以下のような表現を用いることもあります。 「チームには様々な意見や困難がありますが、それを共有し合うことでより良い結果を導きます」 このように、課題や困難を前置きにすることで、チームの結束を高めるメッセージを伝えることができます。

ただのポジティブな発言をいきなりするよりも、先にネガティブな言葉を入れた上で、それでもポジティブな言葉を伝えることで、相手の心に強く残るのです。「①何だかよくわからない②けど③やりましょう。」になるのです。

ネガティブな前提を述べることで、この人が何も考えずに行動しているわけではないし、ただ単に楽観的なだけでもないことが示されます。現状の困難な状況を確実に把握しながらも、それにも関わらず前向きな選択をし、積極的な行動を起こす姿勢は、相手に対して信頼感を与えます。

「ネガティブワード+だけど+ポジティブワードの公式」を使うことで、相手との関係を変えられます。
・確かに大変な状況だ。それでも充分にチャンスはある。
・その日は予定パンパンですが、あなたとご飯に行けるなら空けます。
・この施策は売上には直接結びつかない。でも顧客満足度が大きく伸びるはずだ。
・とても忙しいよね?だけどあと1件だけ、お願いできないかな?」

本書は、人々がどのようなひと言によって心を動かし、自分の人生を変えることができるのか、具体的に解説しています。最強のひと言を身に着け、タイミングよく使えるようになることで、ビジネスやプライベートで結果を出せるようになるはずです。


 

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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