じつのところ睡眠は、単純な能力ではなくもっと複雑な能力においてさらに影響をもたらすことが研究からは読み取れる。睡眠は脳にとっては一種の休息となる。外部からの騒音や新しい情報が遮断された状態で、脳はすでにある情報を並べ替えて意味を見つけ出すことができるのだ。こうして見ると睡眠は、脳にとっては忘れるための時間だと言える。不要な情報を捨て、剪定し、整理し、残った情報からパタ ーンを形作り、そのパターンを理解するための時間なのだ。(ジョンJ.レイティ&リチャード・マニング)
GO WILD 野生の体を取り戻せ! (ジョンJ.レイティ&リチャード・マニング著)が
最高に面白かったです。
ジョンJ.レイティといえば、名著脳を鍛えるには運動しかないの著者ですが
それ以上に本書は私にとっては刺激的で、頭が整理できました。
文明が進み、スマホやパソコンのOSがどんなにアップデートされようとも
私たちの体は20万年前の祖先のままなのです。
私たちは、野性的に暮らすように進化によって設計されているのです。
運動をしなければ、気持ちが落ち込み、うつになりやすくなりますし
糖類と炭水化物の過剰な摂取によって、私たちの体はダメになっていくのです。
私は、実際脳を鍛えるには運動しかないを読んで以降、歩くことを強化しました。
一日に10Kmから15Km歩くことで、私は心と体の健康を取り戻しました。
歩くことで脳がアクティブに動き始め、気持ちを明るくできるようになったのです。
また、本書の中にはジムででランニングマシンで走るよりは
トレイルで変化に富んだコースを走ることの方が、はるかに価値があると書かれています。
脳が変化を好むのであれば、起伏のあるコースを歩いたり
いつもと違う道を選ぶことが重要なのかもしれません。
先週、私は台湾に仕事で出かけたのですが
空き時間は、ホテルの周りや取引先の近くをひたすら歩き回っていました。
これにより私の脳は台北の景色から刺激をもらえ、面白いアイデアが生まれてきたのです。
食事に関しても、脳を鍛えるには運動しかない、ジョコビッチ、トム・ラスの書籍を
読むことで、糖質を減らすようにしました。
ココナッツオイルとナッツ、野菜中心の食生活にし
基本、グルテンフリーを心がけるようにしています。
ラーメンや丼物を食べるのをやめ、バラエティのある食事にし
野菜やナッツから食べ始めることで、脳は満足し暴食を防げるのです。
たまに、小麦を食べると調子が悪くなるほど、体質が改善されてきて
私は健康的な体を手に入れられたのです。
(この半年で13Kgのダイエットに成功し、自信も生まれました。)
あとは、冒頭の言葉の睡眠をもっともっと意識したいと思います。
私は昔からショートスリーパーなのですが、これが私の問題点だと認識しています。
自分の体のためだけでなく、脳のためにも、睡眠をコントロールしたくなりました。
本書を読むことで、食事、運動、睡眠、思考、そして生き方が
幸福と密接につながっていることがわかります。
トム・ラスが言うように食事、睡眠、運動を上手に組み合わせることで
私たちは、幸せになれるという考えにも近く、とても共感しました。
本書GO WILD 野生の体を取り戻せ! については、何回かブログに書きたいと思います。
今日はお読みいただき、ありがとうございました!
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