なぜ、成功する人は神棚と神社を大切にするのか? (窪寺伸浩)の書評

red wooden cross on gray concrete pathway between green trees during daytime

なぜ、成功する人は神棚と神社を大切にするのか?
窪寺伸浩
あさ出版

なぜ、成功する人は神棚と神社を大切にするのか?の要約

成功には経済的・社会的地位を象徴する「社会的成功」と、人間関係や人生への満足を意味する「人間的成功」があります。本当に幸せな「成功者」は、この両方を兼ね備えています。真の成功を求めるなら、物質的な成功だけでなく、心の豊かさも追求することが大切です。日々の神様への感謝の気持ちを持つことで、運気が高まります。

経営者が神社や神棚を大切にする理由

優れた経営者には神様の力、見えないものの力を信じる人が数多くいるのです。経営は、人知や努力の域を超えた、見えざる力によるところが大きいのだということを、身体でわかっているのだと思います。(窪寺伸浩)

成功には「社会的成功」と「人間的成功」があります。社会的成功は経済や地位に関するものですが、それだけでは真の幸福を感じることは難しいかもしれません。一方、人間的成功は家族や友人との関係や人生の満足感に関わるものです。

真の「成功者」は、この二つの成功を兼ね備えています。 そして、日本の伝統的な文化では、神棚や神社への参拝が心の平穏や人間関係の充実に役立つと考えられています。

神棚や神社は地域の絆を深め、社会的な成功への道も開くことができます。真の成功を求めるなら、物質的な成功だけでなく、心の豊かさも追求することも大切だと著者の窪寺伸浩氏は言います。

真の成功者たちは、神棚や神社、つまり神様につながることを実践している人たちなのです。 神棚とは、会社や家庭のなかの小さな神社です。

経営者は孤独で、一人で課題を解決しがちです。彼らは会社の最終決断者であり、全ての責任を背負っています。彼らの孤独感を解消する方法を著者は教えてくれます。それは、神棚をオフィスに祀ることです。神棚は、神様という自分より高い存在の視点を取り入れることができる場所です。神様は広く世界を見渡し、私たちにとって見えない情報や視点を持っています。

毎朝、私も自宅の神棚に祈りを捧げ、昨日への感謝と今日のアクションプランの確認を行います。神棚に向かううちに、心が落ち着き、自分との対話を重ねるうちに、解決策が見つかることがあります。また、神様という自分よりも強い存在の協力を仰ぐことで、大きなエネルギーをいただけます。

成功する経営者は、自らのスキルや知識の向上を追求し、会社の「価値創造」に専念します。しかし、一部の経営者は自己中心的になりがちで、経営の真髄を見失うことがあります。 経営者が真に成功するためには、神様とという存在を信じ、より広い視野を持つことが大切です。

倒産する会社の共通点とは?

信用調査会社の社員が報告するところによれば、年間1000社に及ぶ倒産現場の調査結果があります。その結果、倒産企業の約85パーセントには神棚が存在しなかったことが明らかになりました。倒産した企業の現場は混乱の渦となっており、全ての企業や場所を調査することは困難ですが、調査員の判断により「ない」と結論づけられています。

さらに、倒産した企業の残り15パーセントには神棚が存在していましたが、お神札が倒れていたり、お榊が枯れていたり、ほこりがたかっていたりと、神棚を正しく祀っていない状態が多かったと報告されています。神棚をきちんと祀っていなかったから倒産したのか、それとも倒産するような経営をしていたから神棚まで意識がいかなくなっていたのか、どちらが先かはわかりませんが、このことは明白な事実です。

神棚は、日本の伝統的な信仰の一環として、経営者や従業員が企業の繁栄や安定を祈るために祀られるものです。神棚は、神聖な場所として扱われ、毎日のお祭りや祈りが行われます。しかし、倒産企業の現場では、神棚が存在しないか、不適切な状態であることが多かったというのは驚くべきことです。

神棚の存在や適切な祀り方が企業の経営に与える影響は明確ではありませんが、倒産企業の多くが神棚の存在や状態に問題があったことは事実です。見えない力である神様という存在を信じるかが経営者の力量を後押しするのかもしれません。また、経営者が神棚の存在や適切な祀り方が、企業の経営に対する意識や姿勢を表す重要な要素となっていそうです。

私たちは、すでに多くのことが満たされています。まず、そこに感謝することが大切です。「ありがとうございます」が先にあるのです。生命があるだけでも、ささやかな日常を送ることができるだけでも「有り難い」ことで、ありがとう、感謝の対象となるのです。感謝が先。願い事はあと。感謝すれば、感謝するべきことが引き寄せられ、集まってきます。神様に捧げるべき言葉は、まさに、「ありがとうございます」です。

私たちは日常生活の中で多くの恵みを受けており、その全てに感謝の気持ちを持つべきだと言えます。「ありがとうございます」という言葉を常に心に留め、感謝を表現することで、さらに多くのよいことが引き寄せられるとされています。神棚を祀ることによって、私も幸せになれました。神様に対する日々の感謝の言葉によって、運気を向上できるようになったのです。


この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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