イーロン・マスクに諦めない力を学ぶ。イーロン・マスク 未来を創る男(アシュリー・バンス著)の書評

もうすぐじゃないか。今度こそいける。こんなことでへこたれるな。すぐに冷静になって、何が起きたのか見極めて、原因を取り除けばいい。そうすれば失望は希望と集中に変わるんだ。(イーロン・マスク)

スクリーンショット 2015-12-13 10.07.22
3度目のロケット失敗のときにスペースXのCEOのイーロン・マスク
こう言って部下に勇気を与えます。
莫大な投資をしたロケット打ち上げが失敗し
当時のイーロン・マスクは、追い詰められていたにも関わらず
その場で失敗の原因を追求し、次のチャレンジに向かって動き始めます。

先日このブログで紹介したイーロン・マスク 未来を創る男アシュリー・バンス著)に
書かれていた言葉ですが、当時の彼は精神的にも肉体的にもボロボロでした。
彼が経営しているテスラモーターズとスペースXの両社共が
この当時、破綻寸前で、予断を許さない状態だったのです。
その時の発言なので、余計に重みがあります。

彼は諦めないことを信条にしていますが、次の言葉を読むとその凄みがわかります。

私はこれまでもこれからも決してギブアップしない。息をしている限り、生きている限り、事業を続ける。

マイナスの状態も視点を変えることで、やる気を高められます。
イーロン・マスクは、逆境すら自分の糧にしていきます。
資本が毀損し、会社が倒産しそうな状況でも、次の一手を打ち続け、会社を再生していくのです。
イーロン・マスクの借金に関する次の言葉は、彼の実体験に裏打ちされているので説得力があります。

暗闇のような日々の中で、絶望は、頑張ろうという強烈なモチベーションにつながります。もしあなたの会社が大きな借金を抱えているなら、それは強いやる気にもなります。

彼はPaypalを成功させた後で、宇宙ビジネスに向かって走り続けます。
自分の夢を思い出すことで、彼の人生は輝きを取り戻します。

大学生のとき、将来人類にとって最も重要になるものは何かを考えた。答えはインターネット、持続可能エネルギー、そして複数の惑星での生活の3つだった。そのうち、持続可能エネルギーのカギを握るのは、持続的に発電し、持続的に消費するという点で電気自動車だと確信していた。

Paypalで稼いだ莫大なお金をスペースXとテスラに投入し
イーロン・マスクは破産寸前まで、追い詰められていきます。
その状況下で、ロケットの打ち上げに失敗しても、彼は夢を諦めません。
メンバー全員と宇宙という夢に向かって、走り続け、遂には夢を実現してしまいます。
その後、4回目の打ち上げを成功させ、スペースXの事業を軌道に乗せるのです。
また、テスラでの成功も手に入れ
次のスティーブ・ジョブズと言われるまでになるのです。

リーダーや経営者にとって必要なものとは何でしょうか。私は、明るい未来を信じられる仕事を創ることだと思います。

イーロン・マスク 未来を創る男を読むことで、彼の発想力と諦めない力を学べます。
経営者やリーダーの方には、価値ある一冊だと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!

   

photo credit: Red Marble via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
習慣化書評生産性向上名言その他クリエイティビティライフハック
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
起業家・経営者のためのビジネス書評ブログ!
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました